127 「詩・燦」
マップ 127
作者名:栄 利秋
設置場所:篠ノ井駅西口
長野を訪ね、作品の設置される篠ノ井駅前に立った。ロータリーの中の緑地とはるかに浮かぶ美しい山並みを眺めていると、図面上で思い描いた石によるイメージとは異なる新たなイメージが膨らみ、心も弾む思いであった。この空間にシンボリックな作品を置くことにより、作品から発するエネルギーの光の波動が遠くの山々と共鳴し、こだまするような広がりのある作品がふさわしいと思った。同時に11年前に手がけた未完の作品こそ、この場にふさわしい作品となるであろうとの思いを強くした。その作品とは、1992年に「詩シリーズ」として最初に創った未発表の誇り高き作品である。その思い入れの強い未完の造形を、新たに思いを込めて一気に完成させた。ブロンズとなってこの地に立つよろこびは大きい。作品にとっても己の在るべき最適な場との出会いに感謝し、その喜びを躍動感で表し続けるであろう。願わくは地域の人々に快く受け入れられ親しまれ長く生き続けることを切望します。タイトル「詩・燦」に込めた私の思いは、この作品が生命の燦として輝く様を讃えての詩(彫刻)であってほしい。今生きて在ることへの喜びと感謝、そして、生きとし生けるものへの讃歌としての思いを込めて・・・・。