松代焼

18世紀前半、松代藩の奨励によって松代地域一帯で盛んに行われるようになったのが松代焼です。
自然釉による独特の青緑色が特徴の松代焼には、華美なものはまずなく、日常生活で使いやすいうつわの類がほとんど。質素倹約を旨とした松代藩にふさわしい素朴な風合いを持っていますが、明治以降衰退し、一度は完全に途絶えてしまったため、当時の作品は相当数散逸し、現在残されている物は限られた貴重な存在です。真田宝物館など博物館でご覧ください。
地元に窯を築いて研究を重ねた陶工により、昭和中期に昔ながらの古い松代焼の技術が復活してから、松代焼は再び北信濃の代表的な焼物として脚光を浴びることとなりました。土も釉薬も郷土産のものを使い、伝統の製法に従った松代焼は、まさにふるさとの焼物です。伝統的な松代焼の風合いを生かした素朴でぽってりとしたうつわものに加え、繊細さと格調を備えた現代作品も多数つくられています。また、地域の作家による松代焼に似た風合いの現代陶芸作品も人気を集めています。地元松代には、陶芸体験を楽しめる陶房もあります。

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