長野駅前
「昭和の狩野永徳」と評され、横山大観・川合玉堂とともに「近代日本画の3巨匠」の一人に数えられる日本画家・川端龍子(かわばたりゅうし 1885 - 1966)。
龍子は、和歌山市に生まれ、上京して若手の洋画家・挿絵画家として活動をはじめます。しかし、単身渡米した現地で日本の古美術にふれたことを機に、日本画へ転向。30歳で再興日本美術院展への画壇デビューを果たし、新進気鋭のホープとして将来を嘱望されました。
一方、龍子のあまりに大胆で豪放な表現は、当時の院展内で軋轢を生み、日本美術院を脱退。翌1929年、「健剛なる芸術」を目指した日本画の在野団体・青龍社(せいりゅうしゃ)を自ら旗上げします。そして、今では当たり前となった、大衆へ向けた展覧会のためだけに制作するスタイルを「会場芸術」と名付け、それまでの日本画にはなかった破格の超大型作品を次々と発表し、センセーションを巻き起こしました。
川端龍子の生誕135年を記念した本展では、大田区立龍子記念館による全面協力のもと、50年以上にわたった龍子の画業全体を回顧します。龍子が80歳でこの世を去る直前まで、まさに時代のインフルエンサー(影響者)としてダイナミックに活躍し続けたその姿をご覧ください。
開催期間 |
【終了しました】 2020年7月23日(木・祝)~9月22日(火・祝) ※会期中、一部展示替えあり |
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会場 | 水野美術館 |
住所 | 長野市若里6-2-20 |
料金 | 一般1,300円、中高生700円、小学生400円 |
駐車場 |
有り
(会場と同じ) |
問い合わせ先 | 水野美術館 |
電話番号 | 026-229-6333 |
URL | http://www.mizuno-museum.jp/ |
備考 |